子宮腺筋症の症状と治療法|生理痛・過多月経への対処法をわかりやすく解説|初芝駅前の形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科|ななほしクリニック

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子宮腺筋症の症状と治療法|生理痛・過多月経への対処法をわかりやすく解説

子宮腺筋症の症状と治療法|生理痛・過多月経への対処法をわかりやすく解説|初芝駅前の形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科|ななほしクリニック

毎月の月経のたびに「痛みがひどくて仕事や日常生活に支障が出る」「経血の量がどんどん増えてきた気がする」と感じていませんか。そのつらい症状は、子宮腺筋症によるものかもしれません。

子宮腺筋症は、本来は子宮の内側だけに存在すべき子宮内膜の組織が、子宮の筋肉層に入り込んでしまう病気です。月経のたびに筋肉層の中でも出血が起こるため、激しい月経痛・過多月経・子宮の腫大などの症状があらわれます。日本女性の10〜20%が発症するとされており(※個人差があります)、30〜50代に多くみられますが、近年は若い世代でも増加傾向にあります。この記事では、子宮腺筋症の症状・原因から、薬物療法・手術療法まで最新の治療法をわかりやすくまとめました。

子宮腺筋症の代表的な症状と見分け方
原因・発症のメカニズムとリスク因子
薬物療法から手術まで、選択肢ごとの治療法の特徴
📋 この記事の目次
▸ 子宮腺筋症とはどんな病気?基礎知識
▸ こんな症状に要注意!子宮腺筋症のサイン
▸ なぜ起こる?子宮腺筋症の原因とリスク因子
▸ 子宮腺筋症の診断方法
▸ 子宮腺筋症の治療法:薬物療法から手術まで
▸ 妊娠・不妊との関係について
▸ ななほしクリニックの婦人科診療について
▸ よくあるご質問(FAQ)

子宮腺筋症とはどんな病気?基礎知識

子宮腺筋症の定義と仕組み

子宮腺筋症とは、子宮内膜(子宮の内側を覆う組織)の腺組織と間質が、本来あるべき場所から外れて子宮の筋肉層(子宮筋層)の中に入り込んでしまう病気です。月経のたびに筋層内でも出血が起こるため、子宮が炎症・線維化を起こして硬く大きく腫大していきます。子宮内膜症と混同されることが多いですが、子宮内膜症が卵巣・腹膜など子宮の外に病巣ができるのに対し、子宮腺筋症は子宮の筋層の「内部」に病巣があるという違いがあります。ただし、両方の病気が同時に起きているケースも少なくありません。

発症しやすい年代・頻度

子宮腺筋症は主に30〜50代の月経がある女性に多くみられます。特に出産経験のある30代後半〜40代での発症が多いとされています(※個人差があります)。閉経後は女性ホルモンの低下に伴い、症状が自然に落ち着いていくことが一般的です。一方、近年は初産年齢の上昇や月経回数の増加などを背景に、若い世代での報告も増えてきています。

よくある誤解:「月経痛はがまんするもの」は間違い

「月経痛は体質だから仕方ない」「市販の鎮痛薬で乗り切れれば問題ない」と思っている方が多くいらっしゃいます。しかし、市販薬を毎月飲まなければ日常生活が送れないほどの月経痛は、医療機関で診てもらうサインです。子宮腺筋症は放置すると子宮の腫大が進行し、治療の選択肢が限られることもあります。早めに受診することが大切です。

こんな症状に要注意!子宮腺筋症のサイン

主な自覚症状

🩸月経困難症(月経痛):年々痛みが強くなる傾向があり、鎮痛薬が効きにくくなってきたと感じる方も多いです
🩸過多月経:経血量が増え、夜用ナプキンを頻繁に交換しなければならない・レバー状のかたまりが出るなど
📅月経期間の延長:以前より月経が長引く、出血が止まりにくい
😮‍💨貧血:過多月経が続くことで鉄欠乏性貧血を起こし、倦怠感・立ちくらみ・息切れがあらわれることがあります
😣下腹部の張り・圧迫感:子宮が腫大することで下腹部のふくらみや圧迫感を感じる
💔性交痛:子宮が硬く腫大することで、性交時に痛みを感じる場合があります
⚠️排便痛・排尿痛:腫大した子宮が膀胱や直腸を圧迫することで起こることがあります

症状の特徴「月を追うごとに悪化する」

子宮腺筋症に特徴的なのは、症状が月経のたびに少しずつ悪化していく傾向があることです。「去年よりも今年のほうが痛い」「鎮痛薬の量が増えた」と感じているなら、婦人科への相談をおすすめします。月経中だけでなく、月経前後に症状が続く場合もあります。

無症状のケースもある

子宮腺筋症の中には、超音波検査やMRIでみつかっても自覚症状がほとんどないケースもあります。健康診断や妊活中の検査で初めて指摘されることもあるため、定期的な婦人科検診が大切です。

なぜ起こる?子宮腺筋症の原因とリスク因子

Point 01
子宮内膜組織の「侵入」仮説

月経のたびに子宮内膜が剥がれ落ちる際、何らかの原因で内膜細胞が筋層内に侵入し、定着してしまうと考えられています。帝王切開・子宮手術後など、子宮内膜が傷ついた部位から侵入しやすくなる可能性が指摘されています。

Point 02
女性ホルモン(エストロゲン)との深い関係

子宮腺筋症の病変はエストロゲン(卵胞ホルモン)に依存して増殖する性質があります。そのため、エストロゲンが活発に分泌される月経がある年代に発症・悪化しやすく、閉経後に自然に症状が改善することが多いとされています。ホルモン療法が治療に用いられる理由もここにあります。

Point 03
発症リスクを高める因子

出産経験がある・帝王切開や子宮手術の既往・月経初潮が早い・月経周期が短い・子宮内膜症との合併などが、子宮腺筋症の発症と関連していると報告されています。ただし、これらが「ある=必ず発症する」ということではなく、あくまで統計的な傾向です(個人差があります)。

子宮腺筋症の診断方法

問診と内診

婦人科受診では、まず月経の状態(痛みの程度・経血量・期間)や妊娠・出産歴、既往症などを詳しく問診します。内診では子宮の大きさや硬さを確認します。子宮腺筋症では子宮が均一に腫大していることが多く、内診でその特徴が確認できる場合があります。

超音波(エコー)検査

経腟超音波検査(エコー)は、子宮腺筋症の診断に広く用いられています。子宮筋層の厚さや内部の不均一なエコーパターン(モヤがかかったような不整な模様)などを確認します。簡便で外来でも行える検査です。

MRI検査と血液検査

超音波検査で疑いがある場合や、病変の範囲・深さをより詳しく確認したい場合はMRI検査が行われます。MRIは子宮腺筋症と子宮筋腫・子宮内膜症の鑑別にも有用です。また、血液検査で腫瘍マーカー(CA125など)を測定することもあります。CA125が上昇する場合がありますが、あくまで参考値のひとつであり、診断は総合的に判断されます。

⚠️ セルフ診断には限界があります

月経痛や過多月経は、子宮腺筋症のほかに子宮筋腫・子宮内膜症・子宮ポリープなど複数の病気が原因となりえます。ネットの情報だけで自己判断せず、気になる症状がある場合は婦人科で検査を受けることをおすすめします。

子宮腺筋症の治療法:薬物療法から手術まで

治療法の選択は「症状の程度・妊娠希望・年齢」によって変わる

子宮腺筋症の治療は、症状の重さ・妊娠を希望するかどうか・年齢・子宮の大きさなどをもとに、医師と相談しながら選択します。大きく分けると「薬物療法(保存的治療)」「子宮を温存した手術」「子宮摘出術」があります。

薬物療法(保存的治療)

まずは薬による症状コントロールが基本です。主な選択肢を以下にまとめます。

💊 ホルモン療法のメリット

月経痛・過多月経の改善が期待できる
子宮を温存できる
外来通院で継続しやすい
低用量ピル・ミレーナ・GnRHアナログなど選択肢が豊富

⚠️ ホルモン療法のデメリット・注意点

服薬中のみ効果が続き、中止すると症状が戻ることがある
副反応(不正出血・吐き気など)が出る場合がある
GnRHアナログは骨密度低下のリスクがあり長期使用に制限がある
妊娠希望中は使用できない薬剤がある

低用量ピル(LEP)は月経痛・過多月経の両方に有効で、比較的長期に使いやすい薬剤です。ミレーナ(子宮内黄体ホルモン放出システム)は子宮内に装着して月経量を減らす効果が期待でき、月経痛の改善にも使われます。GnRHアナログ(偽閉経療法)はホルモンを強力に抑制しますが、更年期様症状・骨密度低下が生じる可能性があるため、通常は6か月程度の使用が目安とされています(個人差があります)。

手術療法

🔹子宮腺筋症病巣切除術(子宮温存手術):病巣を可能な限り切除し子宮を残す方法。妊娠を希望する方に行われることがあります。病巣を取りきることが難しい場合もあり、再発のリスクがあります(個人差があります)。
🔹子宮全摘術:子宮そのものを摘出する根治的な手術。症状が再発することなく根本的な改善が期待できますが、術後は妊娠ができなくなります。腹腔鏡手術・ロボット支援手術など低侵襲な方法が選ばれるケースも増えています。

妊娠・不妊との関係について

子宮腺筋症と不妊の関係

子宮腺筋症は、不妊や流産のリスクと関連することがあると報告されています(個人差があります)。子宮の筋層が変形・腫大することで受精卵の着床環境が影響を受けたり、子宮の収縮の乱れが妊娠の継続に関わることがあるとされています。ただし、子宮腺筋症があっても自然妊娠・体外受精で出産された方は多くいらっしゃいます。不妊治療の専門施設と婦人科が連携しながら対応することが重要です。

妊娠希望がある場合の治療方針

妊娠を希望している場合、子宮を摘出する手術は選べないため、症状の程度に応じて薬物療法・病巣切除術・不妊治療との並行などを検討します。治療方針は年齢・症状の重さ・病巣の範囲・不妊治療の進捗などによって個別に判断されます。婦人科でしっかりと現状を把握し、自分の状況に合った選択をすることが大切です。

妊娠希望がない場合・閉経が近い場合

閉経が近い年齢で症状が比較的軽い場合は、ホルモン療法で閉経まで症状を和らげながら経過を見る方法もあります。症状が重く日常生活への影響が大きい場合は、手術による根本的な治療が選択されることもあります。いずれも担当医との十分な話し合いが欠かせません。

⚠️ 「閉経まで待てばよい」は状況による

「閉経したら自然に治る」というのは間違いではありませんが、閉経まで何年もある方が貧血や痛みを抱えたまま放置するのは、生活の質(QOL)の観点から得策ではありません。症状がつらい場合は積極的に治療を受けることを検討してください。

ななほしクリニックの婦人科診療について

ななほしクリニック(大阪府堺市東区・初芝駅徒歩1分)では、2026年5月より婦人科の全日程が女性医師担当となり、診療日・診療時間が拡充されました。女性医師が複数体制で対応しており、デリケートな症状も安心してご相談いただけます。

  • 全日程・女性医師による診療体制(2026年5月以降):婦人科は副院長・久米川綾医師をはじめとする女性医師が担当。これまでの火・木曜から診療日・時間帯が大幅に拡充され、より通いやすい体制になりました
  • 女性専用ゾーン完備:婦人科の診察スペースは女性専用ゾーンを設けており、プライバシーに配慮した環境を整えています。内診室・トイレもゾーン内に完備
  • 完全予約制でゆっくり相談:婦人科は完全予約制のため待合でのストレスが少なく、ご自身のペースで受診いただけます。初診でも丁寧にお話を聞きます
  • クリニックモール内での複数科連携:必要に応じてモール内の他科・専門施設とも連携し、MRI・CT等の高度画像診断を含む総合的なサポートが可能です
  • 堺市東区・初芝駅すぐのアクセス:南海高野線「初芝駅」徒歩1分。大型駐車場完備で、お車でのご来院も安心です

婦人科は完全予約制で、全日程を女性医師が担当します。受付終了は診療時間の30分前となっており、祝日・日曜日は休診です。午前は9時30分から12時30分まで(副院長診察)、午後は13時から16時まで診療を行っています。また、曜日によっては9時から12時の時間帯にも診療を行っている日程があります(第1・3・5週のみ)。曜日ごとの詳しい時間帯はクリニックのホームページ、またはお電話(072-288-6170)にてご確認ください。

👩‍⚕️ 副院長:久米川 綾 からのコメント

「月経のつらさは人に言いにくい」と感じている方が多くいらっしゃいます。当院の婦人科は女性専用ゾーンで、私(女性医師)をはじめとする女性医師が担当しておりますので、ぜひ気軽にご相談ください。2026年5月以降、診療日・時間帯も拡充し、よりご利用いただきやすい環境になりました。子宮腺筋症は放置すると症状が進む可能性がありますが、早い段階でご相談いただければ、生活の質を大切にしながら治療の選択肢を一緒に考えることができます。一人で抱え込まず、まずは受診してみてください。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 子宮腺筋症は自然に治ることはありますか?
A. 閉経後はエストロゲンの分泌が低下するため、病変が縮小し症状が自然に和らいでいくことが多いとされています(個人差があります)。ただし、閉経までの期間が長い方や症状がつらい方は、経過観察だけでなく適切な治療を受けることが生活の質の維持につながります。婦人科への受診をご検討ください。
Q. 子宮腺筋症と子宮筋腫はどう違いますか?
A. 子宮筋腫は子宮の筋肉から発生する「こぶ(良性腫瘍)」で、筋層内・粘膜下・漿膜下など位置によって症状が異なります。一方、子宮腺筋症は内膜組織が筋層全体に広がる病気で、境界がはっきりしません。両方が同時に存在することもあります。超音波やMRIで区別することができますので、正確な診断のためには医療機関での検査が必要です。
Q. 受診の目安はどのくらいの痛みからですか?
A. 「市販の鎮痛薬を月経のたびに使っても痛みが十分に和らがない」「経血の量が増えてきた・レバー状の塊が出る」「貧血の症状(倦怠感・立ちくらみ)がある」「月経以外の時期にも下腹部の不快感がある」といった場合は、ぜひ婦人科にご相談ください。「これくらいで受診してもよいのか」と遠慮される必要はありません。早めのご相談が大切です。

📋 この記事のまとめ

子宮腺筋症は内膜組織が子宮筋層に侵入する病気で、月経痛・過多月経・貧血などの症状があらわれる
症状が月経のたびに悪化する場合や、鎮痛薬が効きにくくなってきた場合は早めに婦人科を受診することが大切
治療法は薬物療法(ホルモン療法・鎮痛薬)から手術まで幅広く、症状・年齢・妊娠希望によって選択する
子宮腺筋症と不妊の関連が報告されており、妊娠希望がある場合は早めの専門相談が重要
ななほしクリニックでは2026年5月より婦人科の全日程が女性医師担当となり、より通いやすい診療体制で皆さまをお迎えしています

ななほしクリニック婦人科|大阪府堺市東区・初芝駅徒歩1分

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監修医師プロフィール

著者写真

久米川 綾(くめがわ あや)(副院長)

2015年3月
和歌山県立医科大学医学部 卒業
2015年4月
和歌山県立医科大学付属病院
2017年4月
和歌山県立医科大学産婦人科 学内助教
2020年4月
和歌山ろうさい病院

資格・所属学会:日本専門医機構認定産婦人科専門医

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。