水虫|ななほしクリニック|初芝駅の形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科

〒599-8114大阪府堺市東区日置荘西町4-35-10 メディカルスクエア初芝駅前203
Tel.準備中
インスタグラム
ヘッダー画像

水虫

水虫|ななほしクリニック|初芝駅の形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科

白癬(水虫(みずむし))について

白癬(水虫(みずむし))について

水虫は、皮膚に白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が入り込んで発症する病気です。特に足の裏や指の間に発生しやすく、夏場や湿気の多い環境で悪化しやすいです。以下に、水虫の主な特徴と治療について詳しく説明します。

種類について

水虫にはいくつかのタイプがあります。症状の現れ方が異なるため、どのタイプかを理解することが治療の第一歩です。

種類について

趾間型(しかんがた)

足の指の間に現れるタイプです。皮膚がふやけたように白く濁り、かゆみや皮膚の剥がれが見られます。湿っていてジュクジュクしたり、赤くなったりすることもあります。特に指の間の4~5番目が感染しやすいです。

角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)

足の裏全体やかかとの角質が厚くなり、ひび割れや乾燥が見られます。かゆみが少ないこともあります。

水疱型(すいほうがた)

足指や土踏まずに小さな水疱ができるタイプです。かゆみが強く、潰れると痛みを伴います。

爪白癬(つめはくせん)

爪が白く濁り、厚く変形して脆くなります。治療せずに放置すると、爪全体に広がることがあります。

原因について

水虫の原因となる「白癬菌」は、湿気が多く温かい環境を好みます。特に汗をかきやすい足や、蒸れやすい靴や靴下を長時間履いていると感染のリスクが高まります。感染しやすい状況として、以下のようなケースが挙げられます。
温泉、プール、ジムのシャワールームなど、不特定多数の人が利用する公共の場所。湿気の多い床で白癬菌に触れることがあります。
家族内でタオルやスリッパを共有すること。白癬菌は簡単に物を介して広がるため、感染した人と共有することで他の家族にもうつることがあります。足のケア不足や通気性の悪い靴の使用。足が蒸れて湿った状態が続くと、白癬菌が増殖しやすくなります。注意点として、これらの場所や状況で感染を予防するためには、足をしっかり洗って乾かすことや、通気性の良い靴や靴下を選び、タオルやスリッパの共有を避けることが大切です。

主な症状について

主な症状について

かゆみ(かゆみ)

特に足の指の間や、足の裏にかゆみが現れます。

赤み(赤み)

感染部位が赤くなり、炎症を起こすことがあります。

鱗屑(りんせつ)

皮膚が乾燥して、剥がれ落ちることがあります。

水疱(すいほう)

小さな水ぶくれができることがあり、これが破れるとさらに感染が広がることもあります。

検査について

水虫の診断にはいくつかの検査方法があります。以下が主な検査方法です。

顕微鏡検査

患部の皮膚や爪の一部を採取し、顕微鏡で白癬菌の存在を確認します。この検査は短時間で結果が出ることが多く、初期の診断に使われることが一般的です。

培養検査

白癬菌が存在するかを確認するため、皮膚や爪を培養して菌が増殖するかを確認します。この検査は結果が出るまでに数週間かかることがありますが、顕微鏡検査では確認できなかった場合に有効です。培養により、菌の種類を特定することもできます。

予防法と治療法

水虫を防ぎ、治療するためには、日常のケアと適切な治療が重要です。以下はその具体的な方法です。

足を清潔に保つ

毎日足をしっかり洗い、特に指の間をよく乾燥させることが大切です。湿気が多いと菌が繁殖しやすいため、足を清潔で乾燥した状態に保つことで、水虫の予防になります。

通気性の良い靴や靴下を履く

蒸れを防ぐために、通気性の良い素材の靴や靴下を選びましょう。また、毎日違う靴を履くなどして靴の中の湿気を取り除くことも有効です。

抗真菌薬の使用

軽度の水虫には、抗真菌成分を含むクリームや軟膏、スプレーなどの外用薬が有効です。治療は数週間から数か月かかることがあり、症状が改善しても再発を防ぐため、医師の指示に従い完全に治癒するまで継続使用することが大切です。

内服薬

爪に感染する爪白癬や重症の水虫には、外用薬だけでは効果が不十分な場合があります。その際、抗真菌薬の内服薬が処方されます。内服薬は血液を通じて全身に行き渡り、皮膚や爪に感染している白癬菌を効果的に治療します。通常、内服薬は数か月間続けて使用する必要があります