しみの種類と見分け方―老人性・肝斑・そばかす…適切な治療法は?|ななほしクリニック|初芝駅の形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科

〒599-8114大阪府堺市東区日置荘西町4-35-10 メディカルスクエア初芝駅前203
Tel.072-288-6170
WEB予約 インスタグラム LINE
ヘッダー画像

しみの種類と見分け方―老人性・肝斑・そばかす…適切な治療法は?

しみの種類と見分け方―老人性・肝斑・そばかす…適切な治療法は?|ななほしクリニック|初芝駅の形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科

鏡を見たときに気になる「しみ」・・・

実は、しみには複数の種類があり、それぞれ原因や治療法が異なることをご存じでしょうか?

適切な治療を行うためには、まずご自身のしみがどのタイプなのかを見極めることが大切です。

この記事では、形成外科専門医として多くの患者さまのしみ治療に携わってきた経験をもとに、しみの種類と見分け方、そして各タイプに適した治療法をわかりやすく解説します。

しみの種類と特徴

顔にできる「しみ」は、大きく分けて以下のような種類があります。

老人性色素斑(日光黒子)は、もっとも一般的なしみです。

30代以降に多く見られますが、早い方では18歳ごろから現れることもあります。

紫外線や加齢が主な原因とされており、顔面や手の甲など日光に当たりやすい部位にできやすいのが特徴です。

境界線が比較的はっきりとした褐色~黒褐色の斑点で、大きさや形は様々です。

肝斑(かんぱん)は、30代~60代の女性に多く見られるしみです。

両頬に左右対称にぼんやりと広がる褐色斑が特徴で、目の下や額にも現れることがあります。

女性ホルモンとの関連が指摘されており、妊娠や出産前後に現れたり濃くなったりすることがあります。

まぶたを避けて広がる点や、髪の生え際や眉毛を避けている点も見分けるポイントです。

雀卵斑(そばかす)は、遺伝的な要素が関係しているといわれています。

幼少期から見られることが多く、両頬や鼻の頭を中心に左右対称に発症します。

1~5mm大の小さな色素斑がほぼ均等に分布し、やや明るい褐色をしているのが特徴です。

季節によって色が濃くなったり薄くなったりすることもあります。

炎症後色素沈着は、ニキビや湿疹、火傷などの皮膚トラブルが治った後にできるしみです。

顔だけでなく体の様々な部位にでき、やや赤みを帯びた褐色斑として現れます。

表面はザラザラしておらず、よくこすれる部位にできやすい傾向があります。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、20代~30代で発症することが多いあざの一種です。

両頬を中心に左右対称に、直径1~3mm程度のやや青み、灰色を帯びた色素斑が幾つかまとまって見られます。

鼻の穴の横(鼻翼部)にも同様の色素斑が見られることがあり、この場合はADMの可能性が極めて高いといえます。

しみの見分け方のポイント

ご自身のしみがどのタイプなのかを見分けるには、いくつかのポイントがあります。

発症時期と年齢

幼少期から見られる場合は、そばかすや扁平母斑(茶あざ)の可能性があります。

30代以降に現れた場合は、老人性色素斑や肝斑が考えられます。

20代~30代で発症した場合は、ADMの可能性も検討する必要があります。

色と形の特徴

境界線がはっきりとした褐色~黒褐色の斑点は、老人性色素斑の特徴です。

左右対称にぼんやりと広がる褐色斑は、肝斑の可能性が高いといえます。

青みや灰色を帯びた色素斑は、ADMや太田母斑などのあざの可能性があります。

できる場所

日光に当たりやすい顔面、手の甲、腕などにできる場合は、老人性色素斑が疑われます。

両頬に左右対称にできる場合は、肝斑やADM、そばかすの可能性があります。

まぶたを避けて広がる場合は、肝斑の特徴的なパターンです。

表面の状態

平坦なしみは、老人性色素斑や肝斑、そばかすなどが考えられます。

表面がザラザラしていたり、わずかに隆起している場合は、脂漏性角化症(老人性いぼ)の可能性があります。

いぼ状に盛り上がりがある場合は、脂漏性角化症と判断できます。

各タイプに適した治療法

しみの種類によって、適切な治療法は異なります。

誤った治療を行うと、かえって悪化することもあるため注意が必要です。

老人性色素斑の治療

老人性色素斑には、Qスイッチルビーレーザーやピコレーザーなどのレーザー治療が効果的です。

レーザーは正常皮膚にダメージを与えず、色の濃い部分の異常角化細胞とメラニン細胞を選択的に破壊します。

照射後は白く抜けた感じになり、その後カサブタに変化します。

約2週間でカサブタが剥がれ、ピンク色の肌が現れます。

まれに炎症が継続することもあり、その場合は抗炎症薬の浸透法などを併用します。

光治療(ライムライトやフォトフェイシャル)も選択肢の一つです。

肌のターンオーバーを促進し、しみ・そばかす・くすみを改善する効果が期待できます。

肝斑の治療

肝斑には、従来の強いレーザー治療は禁忌とされています。

刺激が強すぎると、かえって悪化する可能性があるためです。

トラネキサム酸やビタミンCなどの内服薬が治療の基本となります。

トラネキサム酸は、しみの元となるメラニンが生成されるのを抑制する効果があります。

外用薬としては、ハイドロキノンやトレチノインなどが用いられます。

低エネルギー照射が可能な「レーザートーニング」による治療も選択肢の一つです。

ダーマペンなどの肌再生治療を併用することもあります。

摩擦の刺激を避け、日焼け止めなどの遮光をすることも大切です。

そばかすの治療

色が濃く形がはっきりしたそばかすには、ライムライトなどの光治療が効果的です。

1ヶ月おきに5回程度照射すると、そばかすはほぼ消失し、くすみもとれてお顔全体が明るくなります。

数日間、軽い落屑が認められる場合がありますが、目立つ程ではありません。

レーザー治療も選択肢の一つですが、遺伝的な要素があるため再発することもあります。

継続的な治療が必要になるケースが少なくありません。

ADMの治療

ADMは、皮膚深層にメラノサイトが存在するため、肌深層へ届くQスイッチルビーレーザーやピコレーザーが適応となります。

1~2ヶ月後にかさぶたが取れますが、残っていることも多く、6ヶ月毎に3~5回施術を行います。

治療途中は紫外線対策と保湿に留意し、美容液などで肌のケアを併用すると良いでしょう。

時に炎症後色素沈着を起こすこともあるため、経過観察が重要です。

脂漏性角化症の治療

表皮の角化細胞が異常に増殖してイボ状になった脂漏性角化症には、液体窒素による治療が一般的です。

液体窒素を綿棒で塗布すると、細胞は凍結壊死を起こして黒色のカサブタができます。

2週おきに複数回繰り返すと、少しづつ色は薄くなり、突起も平らになってきます。

広く密な突起イボには、液体窒素スプレーで治療することもあります。

かさぶたは1~2週後に自然に剥がれてきますので、無理に剥がさないようにしましょう。

治療を受ける際の注意点

しみ治療を受ける際には、いくつかの注意点があります。

専門医による正確な診断が重要

しみには多くの種類があり、時には複数のしみが重なっていることもあります。

肝斑とADMは非常によく似ており、医師でも鑑別が難しいといわれています。

老人性色素斑も両頬に発生することがあり、肝斑と見分けがつきにくい場合があります。

誤った治療を行うと悪化することがあるため、専門医による正確な診断が不可欠です。

治療の経過と順序

複数のしみが混在している場合は、経過を見ながら治療の順序を工夫していくことが大切です。

各種の医療機器を組み合わせての治療が必要になることもあります。

治療後のアフターケアも重要で、紫外線対策と保湿に十分気をつける必要があります。

レーザー治療のダウンタイム

レーザー治療を検討している方は、カウンセリングの際に治療の効果だけでなく、痛みや治療後の経過、アフターフォローなどについても充分に確認することをおすすめします。

Qスイッチルビーレーザー照射の場合、軟膏をつけて肌色テープを貼る期間が1~2週必要です。

炭酸ガスレーザーの場合は、傷をはやくきれいに治すテープを貼る期間が1~2週必要です。

紫外線対策の重要性

しみの予防と治療後のケアには、日焼け止めの使用が欠かせません。

紫外線によってできるしみなので、日頃のケアが予防につながります。

治療中は特に紫外線を多く浴びる日は注意が必要です。

外に出ない日でも日焼け止めを毎日使うことが必須です。

まとめ

しみには老人性色素斑、肝斑、そばかす、炎症後色素沈着、ADMなど複数の種類があり、それぞれ原因や治療法が異なります。

適切な治療を行うためには、まずご自身のしみがどのタイプなのかを見極めることが大切です。

発症時期、色と形、できる場所、表面の状態などから、ある程度の判断は可能ですが、専門医による正確な診断が不可欠です。

老人性色素斑にはレーザー治療が効果的ですが、肝斑には内服薬や外用薬が基本となります。

そばかすには光治療、ADMには深層まで届くレーザー治療が適しています。

誤った治療を行うと悪化することもあるため、信頼できる医師に相談することを強くおすすめします。

ななほしクリニックでは、形成外科専門医として、お一人おひとりのしみの状態や経過、これまで受けた治療や希望される治療についてよくお聞きしたうえで、最適な治療方法を提案いたします。

しみでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

ななほしクリニック(大阪府堺市初芝駅前)

形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科

ご予約・お問い合わせは、お電話またはサイト内予約フォームにて承っております。

しみの種類を確認したい方へ

しみには老人性色素斑・肝斑・そばかすなど複数の種類があります。種類によって治療方法が異なるため、医師による診察で判断することが大切です。

WEB予約はこちら

診察ではしみの種類を確認し、治療方法の選択肢をご説明します。

しみ治療の詳細

IPL光治療の詳細を見る

肌のお悩みは医師に相談を

しみの原因や種類によって適した治療方法は異なります。気になる症状がある場合は医療機関での相談も検討してみましょう。

WEB予約はこちら

著者

久米川 真治(くめかわ しんじ) 医師
ななほしクリニック 院長

形成外科・皮膚科・美容皮膚科を専門とする医師。
保険診療から自費診療まで幅広い臨床経験を有し、形成外科専門医として、疾患の正確な診断と患者負担の少ない治療を重視した診療を行っている。

本サイトでは、医師としての臨床経験と医学的根拠に基づき、症状・治療法・注意点について、一般の方にも理解しやすい医療情報の発信を行っている。