
- ▸ 短頭症とはどんな状態?よくある保護者の悩み
- ◦ 短頭症・斜頭症・頭蓋変形の違いを整理しよう
- ◦ 保護者が気づく「気になるサイン」とは
- ◦ 「様子を見ましょう」と言われたけれど…
- ▸ 短頭症の原因と頭蓋変形が起きる仕組み
- ▸ 短頭症の診断と受診のタイミング
- ◦ どの診療科を受診すればいい?
- ◦ 受診に適した時期の目安
- ◦ 診断時に確認されること
- ▸ 短頭症の治療法:ポジショニングとヘルメット療法
- ◦ まずはポジショニング(姿勢ケア)から
- ◦ ヘルメット治療(頭蓋形状矯正)とは
- ◦ ヘルメット治療の一般的な流れ(目安)
- ▸ ななほしクリニックの形成外科・診療体制
- ◦ 診療時間・アクセス
- ▸ よくあるご質問(FAQ)
- ◦ 📝 この記事のポイント
「赤ちゃんの頭が後ろから見るとつぶれた形に見える」「健診で頭のゆがみを指摘されたけれど、どこに相談すればいいかわからない」と不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
短頭症(たんとうしょう)は、赤ちゃんの頭蓋骨がまだやわらかい時期に、長時間同じ姿勢で寝ていることなどが原因で後頭部が平らになってしまう状態です。適切な時期に適切な対応をとることで、形状の改善が期待できます。
この記事では、短頭症の原因や治療の選択肢、ヘルメット治療の流れと開始時期の目安について、形成外科の観点からわかりやすく解説します。
- ✔短頭症とはどんな状態か・原因と仕組み
- ✔ヘルメット治療(頭蓋形状矯正)の流れと時期の目安
- ✔大阪府堺市東区で形成外科に相談できるクリニックの特徴
短頭症とはどんな状態?よくある保護者の悩み

短頭症・斜頭症・頭蓋変形の違いを整理しよう
赤ちゃんの頭のゆがみは、変形の形によっていくつかの呼び方があります。後頭部が左右対称に平らになった状態を「短頭症」、後頭部が片側だけ平らになり頭が斜めに見える状態を「斜頭症」といいます。両者が混在するケースもあり、まとめて「位置的頭蓋変形」と呼ぶこともあります。
これらはいずれも、骨の縫合線(骨と骨のつなぎ目)が早期に閉じてしまう「頭蓋骨縫合早期癒合症」とは区別されます。縫合早期癒合症は外科的手術が必要な場合もある別の疾患です。まずは形成外科を受診し、どちらの状態に該当するかを診断してもらうことが大切です。
保護者が気づく「気になるサイン」とは
「仰向けに寝かせるといつも同じ方向を向いている」「バウンサーやハイローチェアを長時間使用している」「後ろから見ると頭が丸くない気がする」——こうした日常のなかの気づきが、受診のきっかけになることが多いです。
赤ちゃんの頭蓋骨は生後しばらく非常にやわらかく、外からの力や長時間の圧力の影響を受けやすい状態にあります。多くの場合、生後3〜4か月ごろに変形が目立ちやすくなりますが、個人差があります。早めに専門医に相談することで、対応の選択肢が広がります。
「様子を見ましょう」と言われたけれど…
健診や小児科で「様子を見ましょう」と言われたまま月齢が進み、不安だけが積み重なっているという保護者の方は少なくありません。位置的頭蓋変形は、治療に適した時期に幅がある状態です。頭蓋骨が急速に成長する乳児期のうちに適切なアプローチをとることが、形状改善の観点から重要とされています。気になる場合は、形成外科への相談を検討してみてください。
短頭症の原因と頭蓋変形が起きる仕組み
なぜ赤ちゃんの頭はゆがんでしまうのでしょうか。主な原因と仕組みを3つのポイントで整理します。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防として仰向け寝が推奨されるようになって以降、後頭部への持続的な圧力が生じやすくなりました。赤ちゃんの頭蓋骨は出生時から生後6か月ごろまで特にやわらかく、同じ部位に圧力が集中することで変形が生じやすい状態にあります。ただし、仰向け寝はSIDS予防のために推奨されている大切な習慣です。頭の形が気になる場合も、自己判断でうつぶせ寝にすることは避けてください。
首の筋肉の緊張バランスが左右で異なる場合、いつも同じ方向を向いてしまう「向き癖」が生じます。向き癖があると、特定の部位ばかりに圧力がかかるため、斜頭症や短頭症につながりやすくなります。向き癖は早期にポジショニングケアで改善が期待できることもあるため、気づいた段階での相談が重要です。
バウンサーやチャイルドシート、ハイローチェアなどは便利な育児グッズですが、長時間使用すると後頭部への圧力が続きます。これらの器具は必要な場面での使用を心がけ、抱っこやうつぶせ遊び(タミータイム)を組み合わせることが推奨されています。ただし、うつぶせ遊びは窒息リスクがあるため、必ず目が届く起きている場面でのみ行ってください。
短頭症の診断と受診のタイミング
どの診療科を受診すればいい?
頭のゆがみが気になる場合、形成外科が専門的な診察を行える診療科のひとつです。形成外科では頭蓋の形状・左右差・変形の程度を視診・触診などで確認し、必要に応じて画像検査も検討します。また、頭蓋骨縫合早期癒合症などとの鑑別も形成外科が担う重要な役割です。
大阪府堺市東区のななほしクリニックでは、頭の形担当医が診察にあたります。「受診すべきかどうかもわからない」という段階からお気軽にご相談いただけます。
受診に適した時期の目安
位置的頭蓋変形に対するヘルメット治療の効果が期待できるのは、頭蓋骨が活発に成長している生後3〜12か月ごろとされています(個人差があります)。特に生後6か月ごろまでに開始することが多く、月齢が進むほど頭蓋骨が硬くなり、形状変化への影響が小さくなると考えられています。
「まだ小さいから」「もう少し大きくなってから」と様子を見ているうちに、治療に適した時期が過ぎてしまうケースもあります。気になる症状があれば、早めに専門医への相談をおすすめします。
頭蓋変形には位置的なものだけでなく、頭蓋骨縫合早期癒合症など外科的治療が必要な疾患が含まれる場合があります。頭の形が気になる場合は自己判断せず、必ず医師の診察を受けるようにしてください。また、本記事に記載の内容は一般的な情報提供を目的としており、個々の診断・治療に代わるものではありません。
診断時に確認されること
形成外科では、頭の形を観察するだけでなく、頭の長径・短径の比(頭蓋指数)や左右の対称性を確認します。また、首の可動域や筋緊張の状態、発達の様子なども総合的に見ながら、治療の必要性と方法を検討します。保護者の方が気になっている点をメモしておくと、診察がスムーズに進みます。
短頭症の治療法:ポジショニングとヘルメット療法

まずはポジショニング(姿勢ケア)から
軽度の位置的頭蓋変形であれば、まずポジショニング(向き癖の修正・姿勢ケア)から取り組むことが一般的です。具体的には、仰向けで寝る際に頭が平らな側を意識的に向かせる、抱っこの時間を増やす、うつぶせ遊び(タミータイム)を取り入れるといった方法があります。
変形が軽度の場合や月齢が低い場合は、まずこの方法で経過を観察することが多いです。
ヘルメット治療(頭蓋形状矯正)とは
ポジショニングだけでは改善が見込みにくい場合、または変形の程度が中等度以上の場合に検討されるのがヘルメット治療(頭蓋形状矯正療法)です。専用の矯正ヘルメットを頭部に装着し、頭蓋骨の成長する力を利用しながら形状の改善をはかる治療法です。
ななほしクリニックでは、ヘルメット治療(頭蓋形状矯正)に対応しています。詳しい料金については料金表ページをご確認いただくか、直接お問い合わせください。
▶ ヘルメット治療のメリット
- ○頭蓋骨の成長を利用するため、比較的負担が少ない
- ○適切な時期に開始することで形状改善が期待できる
- ○外科的手術ではないため、乳幼児でも対応しやすい
- ○装着中も通常の生活がおくりやすい
▶ ヘルメット治療の注意点
- △治療適応の月齢(時期)に幅があり、早めの受診が重要
- △毎日一定時間の装着が必要(個人差あり)
- △皮膚への当たりを定期的に確認するフォローが必要
- △すべての症例に適応できるわけではない
ヘルメット治療の一般的な流れ(目安)
| ステップ | 内容 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 1. 初診・診察 | 頭の形・発達状況の確認、治療の必要性を判断 | 気になった時点 |
| 2. 計測・採型 | 3Dスキャンまたは採型で頭の形を計測 | 治療方針決定後 |
| 3. ヘルメット製作 | お一人おひとりの頭の形に合わせた専用ヘルメットを製作 | 採型から数週間後(目安) |
| 4. 装着・フィッティング | 装着状態を確認しながら徐々に装着時間を延長 | ヘルメット受け取り後 |
| 5. 定期フォローアップ | 頭の形の変化を確認・ヘルメットの調整 | 治療期間中(数か月) |
治療期間は個人差があり、一般的には数か月間とされていますが、開始月齢・変形の程度によって異なります。担当医がお一人おひとりの状態に合わせてご説明いたします。
- 費用:料金表ページをご確認ください。
- 治療期間の目安:数か月間(開始月齢・変形の程度により異なります)
- 主なリスク・副作用:装着部位の皮膚トラブル(発赤・かぶれ・汗疹など)、装着時の不快感、頭部の圧迫感。定期的なフィッティング調整が必要です。
- すべての症例に適応できるわけではありません。診察のうえ適応を判断いたします。
- 治療の効果・期間には個人差があります。
ななほしクリニックの形成外科・診療体制
大阪府堺市東区にあるななほしクリニックは、南海高野線「初芝駅」徒歩1分という好アクセスの立地に、形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科を展開する地域密着型クリニックです。子どもから高齢者まで、あらゆる年代の患者さまの「生活の質の向上」をサポートすることを診療理念としています。
- ★頭の形担当医による短頭症・頭蓋変形の相談対応——頭の形担当医が丁寧に診察します。気になることは何でもご相談いただけます。
- ★ヘルメット治療(頭蓋形状矯正)に対応——乳幼児の頭蓋形状矯正に関するご相談・治療を、形成外科の立場からサポートします。
- ★リンパ浮腫の日帰り手術に対応——リンパ管静脈吻合術など、形成外科手術にも日帰りで対応しています。
- ★夫婦医師体制——男性院長・女性副院長の2名体制。婦人科は女性専用ゾーンで女性医師が担当します。
- ★クリニックモール内で複数科連携——同モール内のクリニックとの連携で、総合的なサポートが可能です。
専門はリンパ浮腫の治療ですが、急性疾患や慢性疾患を問わず、子どもからお年寄りまで、すべての患者さまの生活の質を向上させるお手伝いをしたいと考えております。赤ちゃんの頭のゆがみが気になる場合も、「受診するほどでもないかな…」と迷わずにご相談ください。一人ひとりの患者さまに対して丁寧な診療を心がけ、安心してご相談いただけるクリニックを目指してまいります。みなさまのお力添えをいただきながら、地域に根ざしたクリニックとして成長していきたいと思っております。
ななほしクリニック 院長 久米川 真治
診療時間・アクセス
■ 形成外科・皮膚科【予約優先制】
| 診療時間 | 診療日 |
|---|---|
| 09:00〜12:00 | 月・火・水・木・金・土 |
| 13:00〜16:00(手術のみ) | 月・火・水・木・金・土 |
| 16:00〜19:00 | 月・火・木・金 |
■ 婦人科【完全予約制・女性医師担当】(2026年5月以降)
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 09:00〜12:00 | ● | ★ | ● | ★ | ● | ※ | / |
| 13:00〜16:30 | ● | ● | ■ | ● | ● | / | / |
★…09:30〜12:30(副院長診察となります)
■…13:00〜16:00
※…09:00〜12:00(第1・3・5週のみ診療)
受付終了時間は診療時間の30分前
■ 美容皮膚科【完全予約制】
| 診療時間 | 診療日 |
|---|---|
| 09:00〜12:00 / 13:00〜16:00 | 月・火・水・木・金・土 |
| 16:00〜19:00 | 月・火・木・金 |
休診日:日曜・祝日 / 受付終了:診療時間の30分前
住所:〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町4-35-10 メディカルスクエア初芝駅前203(南海高野線「初芝駅」徒歩1分・西側ロータリー前)
電話:072-288-6170 / 大型駐車場完備
形成外科は予約優先制ですので、お電話またはWEB予約をご活用ください。
よくあるご質問(FAQ)
📝 この記事のポイント
- ✔短頭症は後頭部が平らになる位置的頭蓋変形で、頭蓋骨縫合早期癒合症とは区別されます
- ✔治療の選択肢にはポジショニングとヘルメット治療があり、早期の受診・開始が重要です(個人差があります)
- ✔ヘルメット治療の適応期間は目安として生後3〜12か月ごろとされています
- ✔形成外科を受診することで、変形の種類・程度の診断と治療方針の提案を受けられます
- ✔大阪府堺市東区のななほしクリニックでは頭の形担当医が対応。初芝駅徒歩1分で通いやすい立地です
赤ちゃんの頭のゆがみが気になったら、まずはご相談ください
ななほしクリニック(大阪府堺市東区・初芝駅徒歩1分)では、頭の形担当医が一人ひとりの状態を丁寧に診察します。「受診すべきか迷っている」という段階からでも、安心してご相談いただけます。WEB予約・お電話にてお気軽にどうぞ。
監修医師プロフィール
久米川 真治(院長)
経歴
2015年3月 和歌山県立医科大学医学部 卒業
2015年4月 和歌山県立医科大学附属病院
2017年4月 和歌山県立医科大学形成外科 学内助教
2022年7月 和歌山県立医科大学形成外科 助教
2023年3月 医学博士 取得
資格・所属学会:日本形成外科学会専門医、臨床研修指導医(厚生労働省)、医学博士、リンパ浮腫保険診療医、弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター、日本形成外科学会、日本フットケア・足病医学会、日本リンパ浮腫治療学会、日本リンパ浮腫学会、日本美容皮膚科学会
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。






