
「リンパ浮腫は治るの?」「一生付き合うしかないの?」と不安を抱えながら検索されている方は、とても多くいらっしゃいます。
結論からお伝えすると、リンパ浮腫は、発症すると完治は難しいものの、症状に早く気付き、適切なケアを続けることで、悪化を防ぐことが可能です。弾性着衣や包帯による圧迫療法、手術などによって治療は可能であり、早期に治療することで高い治療効果が期待できます(個人差があります)。
大切なのは「早く気付いて、早く相談する」こと。この記事では、リンパ浮腫の基本から、圧迫療法・リンパドレナージ・手術(リンパ管静脈吻合術)の特徴まで、患者さまが知りたいポイントをまとめて解説します。
- ✅ リンパ浮腫は「治る」のか、何ができるのか
- ✅ 早く気付くためのサインと、圧迫療法・リンパドレナージのポイント
- ✅ リンパ管静脈吻合術(LVA)の特徴と、保険が使える治療
「リンパ浮腫は治る?」患者さんが抱く不安

リンパ浮腫と診断された方から、よく聞かれる声があります。「治りますか?」「圧迫しないといけないの?」「手術はしたほうがいい?」というものです。
リンパ浮腫は、手術や外傷、癌治療によってリンパ管やリンパ節が損傷すると、リンパ液が正常に流れなくなり、体内に滞留してしまうことで起こります。その結果、手や足、またはその他の部位にむくみが生じます。
「治る」かどうかについて、当院ではこうお伝えしています。リンパ浮腫は、発症すると完治は難しいものの、症状に早く気付き、適切なケアを続けることで、悪化を防ぐことが可能です。また、弾性着衣や包帯による圧迫療法、手術などによって治療は可能であり、早期に治療することで高い治療効果が期待できます。そのためにも、リンパ浮腫について正しい知識を持つことが大切です。
早く気付くために|こんな症状があれば一度検査を
リンパ浮腫は、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、放置しておくと徐々に症状は悪化し、むくみやだるさなどの症状があらわれます。次のような症状が1つでも当てはまる場合は、一度検査をおすすめします。
- ✅ 手足や体の一部がむくんでいる
- ✅ 肌の色や質感の変化
- ✅ 足のだるさや重さを感じる
- ✅ 足が疲れやすい
- ✅ 肌の硬化(皮膚の硬直)
- ✅ 感染症(蜂窩織炎)が頻発する
リンパ浮腫の治療は、生活習慣の改善、スキンケア、圧迫療法、手術など、多角的なアプローチを必要とします。当院では、タイプによらず最新の医療技術と高度な診断機器を駆使し、患者さまお一人おひとりに最適な治療を提供しています。
まず、医師が視診と触診を行い、むくみの程度や皮膚の状態を確認します。当院では、高周波エコーを用いたリンパ管の質的診断を実施しています。必要に応じて造影検査などの追加検査を行い、リンパの流れや異常部位を詳しく評価します。CT検査・MRI検査などが必要な場合は、提携クリニックで受けていただきます。
原発性リンパ浮腫は、遺伝との関連があると報告されています。
圧迫療法とリンパドレナージ
圧迫療法とは
圧迫療法は、専用の医療用弾性ストッキングやバンデージ(包帯)を使用し、リンパ液の滞留を防ぐ治療です。保険診療で行うことができます。
弾性着衣の着用が重要な理由
リンパ浮腫の治療では、弾性着衣の購入(6ヶ月ごと)、定期健診、手術が、保険適応の範囲内です。院長の私見ではありますが、ご自身でマッサージなどを行うのはなかなか難しく、適切な弾性着衣を着用することが一番効果的かつ重要になります。
リンパドレナージ(自費診療)とリミティ
リンパドレナージは、専門の技術者によるマッサージで、リンパの流れを促進し、むくみを軽減する治療です。自費診療で行います。セラピストによるリンパドレナージは効果的です。
当院では、空気圧式リンパ流促進装置を使用したリンパドレナージ(リミティ)も、リハビリテーションとして受けていただけます。リミティは自費治療です。
リンパ浮腫の手術治療|リンパ管静脈吻合術(LVA)

リンパ管静脈吻合術(LVA)とは
リンパ管静脈吻合術(LVA)は、微小なリンパ管と静脈をつなぎ、リンパ液の流れを改善する手術です。リンパ管や静脈が非常に細いため、手術用の顕微鏡を用いて、高倍率に拡大して行います。最新の顕微鏡技術を用いて、精密かつ短時間での日帰り手術が可能です。LVAは保険診療で受けられます。
当院のLVAの特徴
- 日帰り手術:日帰りで手術ができるため、患者さまの身体的にも経済的にも負担が軽減されます
- 局所麻酔:局所麻酔を使用します。手術時間の目安は約2〜3時間です
- 切開と糸:1カ所の切開あたりの傷の大きさは、横に2〜3cmです。原則として溶ける糸を使用するため、抜糸の必要がありません
- 術後:術後は定期検診を行います。リンパ浮腫の手術は、経過で2回目の手術が必要な場合もあります
- リスク:もともと腫れが強い方は、術後にリンパ液がじわじわ出る場合があります(通常1〜2日程度で止まります)
なお、手術は手術の箇所により費用が変わります。また、手術の適応かどうかは、診察の結果によって判断します。手術の詳しい内容や注意点は、診察時にご説明します。
手術のあとも、弾性着衣の着用が大切
手術したからといって、治療が終わるわけではありません。手術後の弾性
着衣の着用が重要であるため、弾性着衣の着用を翌日から行っていただきます。術後は、創部感染の可能性があるため、抗生剤の内服をしていただきます。
局所麻酔ではなく、全身麻酔や入院を希望される場合は、連携の総合病院へ紹介します。
ななほしクリニックのリンパ浮腫治療
大阪府堺市東区の初芝駅前にあるななほしクリニックは、院長・久米川真治がリンパ浮腫の治療を専門としており、リンパ管静脈吻合術(LVA)を含む日帰り手術に対応しています。
- ⚕️ 専門医による診療・手術:日本形成外科学会専門医、リンパ浮腫保険診療医が診療いたします。
- 日帰りで行えるLVA:日帰りでの手術が可能です。手術用の顕微鏡を用いて、高倍率に拡大して行います。
- 高周波エコーの導入:リンパ管の状態を詳細に診断するため、高周波エコーを導入しています。
- 安心のアフターフォロー:手術後のフォローアップや圧迫療法、空気圧式リンパ流促進装置を使用したリンパドレナージ(リミティ)などのリハビリテーションも、スムーズに受けていただけます。
- 医療機関との提携:近隣クリニックとの連携治療を強化しており、患者さまに対する総合的なケアを提供します。必要に応じてご紹介いたします。
- 初芝駅すぐ・大型駐車場完備:南海高野線「初芝駅」すぐ、メディカルスクエア初芝駅前の2階にあります。
リンパ浮腫に関するよくある質問(FAQ)
この記事のまとめ
- ✅ リンパ浮腫は、発症すると完治は難しいものの、症状に早く気付き、適切なケアを続けることで、悪化を防ぐことが可能
- ✅ 初期段階ではほとんど自覚症状がないため、むくみ・だるさ・肌の変化・蜂窩織炎の頻発などがあれば、一度検査を
- ✅ 圧迫療法・弾性着衣の購入(6ヶ月ごと)・定期健診・LVA手術は保険診療。リンパドレナージとリミティは自費診療
- ✅ LVAは、微小なリンパ管と静脈をつなぎ、リンパ液の流れを改善する日帰り手術。手術後も弾性着衣の着用が重要
- ✅ 手術の適応は診察の結果によって判断。まずは専門医にご相談を
リンパ浮腫のご相談は、堺市東区のななほしクリニックへ
「むくみが気になる」「手術について詳しく聞きたい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。日本形成外科学会専門医、リンパ浮腫保険診療医が診療いたします。南海高野線「初芝駅」すぐ。大型駐車場完備。WEB予約は24時間受付しています。
【診療時間・アクセス情報】
形成外科・皮膚科:予約優先制|月〜土 9:00〜12:00 / 13:00〜16:00(手術のみ)、月・火・木・金 16:00〜19:00
休診日:日曜・祝日 ※受付終了は診療時間の30分前
アクセス:南海高野線「初芝駅」すぐ/メディカルスクエア初芝駅前2階/大型駐車場完備
住所:〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町4-35-10 メディカルスクエア初芝駅前203
TEL:072-288-6170









専門はリンパ浮腫の治療ですが、急性疾患や慢性疾患を問わず、子どもからお年寄りまで、すべての患者さまの生活の質を向上させるお手伝いをしたいと考えております。
一人ひとりの患者さまに対して丁寧な診療を心がけ、安心してご相談いただけるクリニックを目指してまいります。むくみが気になる方も、どうぞお気軽にご相談ください。