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月経のトラブルは、多くの女性が経験する悩みです。
生理不順や生理痛、月経量の多さ、月経前のイライラや気分の落ち込み、乳房やおなかの張りなど、さまざまな症状に悩まされている方も少なくありません。
これらの症状は、ホルモンの分泌や卵巣、子宮などがトラブルの原因になることもあります。症状がある場合は、一度ご相談いただくことをおすすめします。
本記事では、月経不順や生理痛の原因を詳しく解説し、堺市の婦人科で受けられる最新の治療法をご紹介します。
月経不順とは?原因と診察について
月経不順とは、月経の周期が乱れたり、月経が長期間来なかったりすることを指します。

ストレスをはじめ、過度なダイエットや太りすぎ、生活習慣の乱れなどが原因のこともあります。それ以外に甲状腺ホルモンやプロラクチン(下垂体ホルモン)などの異常によっても月経不順をきたすことがあります。
月経の正常な周期について
生理周期が25~40日程度で、1週間程度のズレの場合は、ほとんど問題ありません。
年齢によって生理周期は変化します。
20歳以下では10~20代にかけて生理周期が長くなり、20歳から45歳では30~40代前半にかけて生理周期は短くなります。45歳以上では平均27.3日になります。
月経不順の診察内容
当院では、子宮や卵巣の診察、血液検査にて異常がないか確認します。
月経不順の原因には、中枢性排卵障害、高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群、早期卵巣機能不全などがあります。
若年性子宮体がんのリスク因子であることも指摘されているため、特に妊娠を希望されている場合には、お早目にご相談ください。
月経痛(月経困難症)の原因と分類
生理痛は個人差が大きく、ほとんど痛みがない人もいれば、動けなくなるほどの痛みを伴う人もいます。
同じ人において、痛い月と痛くない月があるということもあります。その他、大人になるにつれて痛みが軽くなってくる場合や、また、その逆の場合もあります。
月経困難症とは
日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合を「月経困難症」といいます。
月経困難症は、機能性月経困難症と器質性月経困難症の2つに分類されます。
機能性月経困難症
若い女性の場合には病的ではないことも多く、病気が関与しないひどい月経痛のことを「機能性月経困難症」といいます。
子宮の収縮を促すプロスタグランジンの過剰分泌や、子宮口の狭さなどが要因となって起こります。
10代-20代の若い方に多くみられ、強い痛みは1-2日程度のことがほとんどです。
器質性月経困難症
病気による強い月経痛のことを「器質性月経困難症」といいます。
主に子宮筋腫や子宮内膜症が原因になり、その頻度は稀ではありません。
多くは月経の4-5日前から月経後まで続く持続性の鈍痛です。
現時点で子宮内膜症と診断されなくても、月経痛を放置すると子宮内膜症に進展する可能性があるので、月経痛がある場合には、遠慮なくご相談ください。
月経痛の治療方法
月経困難症の治療には、症状の程度や状況に応じて、さまざまな方法があります。
器質的異常がある場合の治療
子宮筋腫などの器質的異常がある場合には、それに対する治療を行います。

薬による治療のほか、手術が必要となる場合もあります。
器質的異常がない場合の治療
器質的異常がない場合には、症状の程度や状況に応じて、以下の治療をしていきます。
鎮痛剤:非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)などの鎮痛剤で、痛みの原因となるプロスタグランジンの産生を抑えます。
低用量ピル:排卵を抑える働きがあり、避妊効果だけではなく、生理痛を軽減する効果も期待できます。一部の製剤は、月経困難症に対する治療薬としてLEP(low dose estrogen progestin)製剤として保険適用薬となっています。
黄体ホルモン製剤:エストロゲン剤が服用出来ない方には、黄体ホルモンのみのジェノゲストもあります。
ミレーナ:低用量ピルと同様に、過多月経や避妊効果だけではなく、生理痛の解消にも効果的です。
漢方薬:芍薬甘草湯、桃核承気湯、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、加味逍遙散などが月経困難症の改善効果が期待できます。
PMS(月経前症候群)について
PMS(月経前症候群)は、月経の前になると決まって不快な症状が現れ、身体的・精神的に日常生活にまで支障をきたすことをいいます。
個人差はありますが月経前、3〜10日前くらいから症状が現れ、月経が始まるとともに軽くなり消失するのが特徴です。
PMSの原因と症状
排卵による黄体ホルモンが原因と考えられています。
主な症状には、イライラ、気分の落ち込み、不安感、乳房の張り、おなかの張りなどがあります。
PMSの治療方法
ピルによる排卵の抑制が一番効果的ですが、漢方薬や安定剤なども効果があります。
症状が生理前から続いていて、生理が始まると落ち着くようであれば、PMSを疑い、適切な治療を受けることをおすすめします。
堺市で月経トラブルの相談ができる婦人科
ななほしクリニックは、大阪府堺市東区初芝駅前に位置する医療クリニックです。
形成外科・皮膚科・婦人科・美容皮膚科の診療を提供しており、婦人科では月経トラブルの診療に力を入れています。
女性が安心して相談できる環境
当院では女性専用の待合室を設けており、女性医師が在籍することで、女性特有の悩みに寄り添った診療環境を整えています。
婦人科の診療時間は火曜日と木曜日の9時30分から13時30分となっています。
多様な治療選択肢の提供
月経トラブルに対して、鎮痛剤、低用量ピル、黄体ホルモン製剤、ミレーナ、漢方薬など多様な治療選択肢を提供しています。
症状の程度や状況に応じて、最適な治療方法をご提案します。
メディカルスクエア初芝駅前に位置し、他のクリニックとの連携を強化した診療体制を構築しています。
月経痛を和らげるセルフケア
月経困難症を和らげるためのセルフケア方法もあります。
体を温める
入浴や足浴などで身体を温めて、月経困難症の原因の1つでもある冷えを予防しましょう。
痛みが和らぐ姿勢になる
背中を丸めていると、血行が悪くなり痛みが強くなる傾向にあります。
骨盤を立てて座ったり、側臥位で寝たりするといった、血行を悪くしない姿勢を続けるように心がけましょう。
食事を見直す
生理中は、体を冷やす食べ物を避けましょう。
食事内容の見直しで、生理痛やだるさ、気分の落ち込みといったトラブルを緩和させられます。
適度な運動
適度に運動すると、血流が促されて痛みが緩和する場合があります。
ツボを押す
月経困難症に効果的なツボを押すと、症状の改善に期待できます。
気海(きかい:ヘソから指1~2本分下)や合谷(ごうこく:手の甲側の親指と人差し指の骨が重なるところ)などが効果的です。

まとめ
月経不順や生理痛は、多くの女性が経験する悩みです。
ストレスや生活習慣の乱れが原因のこともあれば、甲状腺ホルモンやプロラクチンなどの異常、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因のこともあります。
月経困難症は、機能性と器質性に分類され、それぞれに適した治療方法があります。鎮痛剤、低用量ピル、黄体ホルモン製剤、ミレーナ、漢方薬など、症状の程度や状況に応じて最適な治療を選択できます。
月経痛を放置すると子宮内膜症に進展する可能性もあるため、早期の相談が大切です。
堺市のななほしクリニックでは、女性専用の待合室と女性医師の在籍により、女性特有の悩みに寄り添った診療環境を整えています。月経トラブルでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
詳しい診療内容や治療方法については、こちらをご覧ください。
生理周期の乱れや強い痛みは、生活習慣だけでなくホルモンや子宮・卵巣の状態が関わることもあります。初診では症状や周期を確認しながら、必要な検査や治療の流れを相談できます。
著者情報
院長
久米川 真治(くめがわ しんじ)

経歴
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2015年3月 |
和歌山県立医科大学医学部 卒業 |
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2015年4月 |
和歌山県立医科大学付属病院 |
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2017年4月 |
和歌山県立医科大学形成外科 学内助教 |
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2022年7月 |
和歌山県立医科大学形成外科 助教 |
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2023年3月 |
医学博士 取得 |
資格
- 日本形成外科学会専門医
- 臨床研修指導医(厚生労働省)
- 医学博士
- リンパ浮腫保険診療医
- 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター
所属学会
- 日本形成外科学会
- 日本フットケア・足病医学会
- 日本リンパ浮腫治療学会
- 日本リンパ浮腫学会
- 日本美容皮膚科学会





