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美容医療に関心をお持ちの方なら、「ピーリング」や「レーザー治療」という言葉を一度は耳にされたことがあるでしょう。
どちらも美肌を目指すための施術ですが、その仕組みや効果には大きな違いがあります。
さらに近年では、「ララドクター」という第5世代ピーリングが登場し、レーザー治療との組み合わせによって、これまで以上に効果的な肌質改善が期待できるようになりました。
この記事では、形成外科医・皮膚科医としての専門的な視点から、ピーリングとレーザー治療の基本的な違いを丁寧に解説し、ララドクターを組み合わせた最新の美肌治療についてお伝えします。
ピーリングとレーザー治療の基本的な違い
美肌治療を検討される際、まず理解しておきたいのがピーリングとレーザー治療の根本的な違いです。
両者は肌にアプローチする方法が全く異なります。
ピーリングの仕組み・・・化学薬品で角質を除去
ピーリングは、化学薬品を使用して肌表面の古い角質を除去する施術です。
グリコール酸、乳酸、サリチル酸などの薬剤が一般的に使用され、肌のターンオーバーを促進します。
肌のざらつきやくすみを改善し、透明感やハリを与える効果があります。

第1世代から第5世代まで、ピーリング技術は進化を続けてきました。
初期のピーリングでは施術後の皮むけや赤みが課題でしたが、最新の第5世代ピーリングでは、これらのダウンタイムを最小限に抑えながら効果を発揮できるようになっています。
レーザー治療の仕組み・・・光エネルギーで真皮層に作用
レーザー治療は、特定の波長の光エネルギーを肌に照射することで、皮膚の深部に働きかける施術です。
真皮層と呼ばれる肌の深い部分まで到達し、コラーゲンの生成を促進します。
シミやシワ、毛穴の開きなどの改善に効果的で、フラクショナルレーザーやQスイッチレーザーなど、目的に応じてさまざまな種類があります。
レーザーは黒い色素に反応する性質を持つため、メラニン色素を分解してシミを薄くする作用もあります。
作用する肌の層が異なる
ピーリングとレーザー治療の最も大きな違いは、作用する肌の層にあります。
ピーリングは主に表皮層に働きかけ、古い角質を除去することでターンオーバーを正常化します。
一方、レーザー治療は真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進することで、肌の内側からハリや弾力を高めます。
この違いを理解することで、ご自身の肌悩みに最適な治療法を選択できるようになります。
ララドクターとは?第5世代ピーリングの特徴
ララドクターは、韓国発の「ララピール」を医療機関向けに改良した、最新の第5世代ピーリング製剤です。
従来のピーリングとは一線を画す、革新的なアプローチが特徴となっています。
「剥く」から「満たす」へのパラダイムシフト
従来のピーリングは、角質を「Peeling(剥く)」することに重点を置いていました。
しかし、ララドクターは「Filling(満たす)」というコンセプトを採用しています。
肌の過剰な刺激を取り除きながら、コラーゲンを補うことで、色素沈着や肌の質感、ニキビの改善を促進します。
皮むけを気にすることなく、肌の内側からふっくらとした質感へと導くことができるのです。
LHAを中心とした革新的な成分構成
ララドクターの主要成分であるLHA(カプリロイルサリチル酸)は、余分なメラニンを穏やかに溶かしながら、通常のターンオーバーに似た過程で角質を除去します。
さらに、H2Solという抗炎症成分が肌バリア機能をサポートし、敏感肌の赤みや刺激を抑えます。
INCUBE技術により有効成分が効率よく浸透し、PLLA(ポリ乳酸)粒子が肌内部でコラーゲン産生を刺激します。
これらの成分が相乗的に作用し、くすみ、毛穴、ニキビ、赤ら顔、小じわ、肌荒れなど多くの悩みに同時にアプローチできます。
レーザーやLED治療との併用が可能
ララドクターの最大の特徴は、QPT(量子点技術)を採用していることです。
これは光や熱と反応して肌再生作用を強化する技術で、レーザーやLED施術と併用することで相乗効果が期待できます。
医療機関専用に開発されたララドクターだからこそ、他の美容医療機器との組み合わせが可能になりました。
従来のピーリングでは難しかった、より効率的な肌ケアを実現できるのです。
ピーリングとレーザー治療を組み合わせるメリット
ピーリングとレーザー治療を組み合わせることで、単独の施術では得られない高い美肌効果が期待できます。
それぞれの施術が持つ効果を最大限に引き出すことができるのです。
相乗効果による肌質改善の加速
ピーリングによって古い角質を除去することで、レーザーのエネルギーがより均一に浸透しやすくなります。
その結果、治療効果が向上し、肌のハリや透明感が増します。
表皮層と真皮層の両方にアプローチすることで、より総合的な美肌効果を得ることができるのです。
特にララドクターとレーザーの組み合わせでは、QPT技術により光エネルギーの効果が高まり、コラーゲン生成や色素改善の効果がさらに強化されます。
ダウンタイムの軽減と回復の促進
ピーリング後の肌は新陳代謝が活性化しているため、レーザー治療後の回復もスムーズになります。
適切なスケジュールで施術を行うことで、赤みや炎症を最小限に抑えられます。
ララドクターのような低刺激ピーリングを使用すれば、皮むけや赤みといった従来のダウンタイムをほぼなくすことも可能です。
翌日からメイクができるため、日常生活への影響を最小限に抑えながら美肌治療を続けられます。
多様な肌悩みに包括的に対応
ピーリングは表皮層に働きかけ、レーザー治療は真皮層に作用します。
この二つを組み合わせることで、シミ、くすみ、毛穴、ニキビ、小じわ、たるみなど、多様な肌悩みに包括的に対応できます。
特にララドクターは、角層ケア、皮脂コントロール、真皮層のコラーゲン生成まで一貫したプログラムで対応できるため、「詰まりにくく、開きにくい肌」へと導くことができます。
ななほしクリニックにおける治療アプローチ
当クリニックでは、形成外科医と皮膚科医によるダブル専門性を活かし、一人ひとりに最適な治療計画を提案しています。
過度な治療を避け、今必要な治療だけを丁寧に提案する方針をとっています。

正確な診断に基づく治療選択
しみには「老人性色素斑」「肝斑」「そばかす」「ADM」「炎症後色素沈着」など多様な種類があり、誤った治療は悪化の原因になることがあります。
当クリニックでは、肌の構造、治療反応性、炎症リスクを熟知した医師が診断を行います。
レーザーが適切なのか、薬剤治療が必要なのか、まず炎症を抑えるべきなのかを一人ひとりに合わせて判断します。
肝斑の人には刺激の強いレーザーを避けたり、ADMの人には数回のレーザー治療が必要だったりと、状態に合わせてプランを組むことが重要です。
豊富な治療機器と選択肢
当クリニックでは、QスイッチルビーレーザーNanoStar R、IPL Norlys、各種ケミカルピーリング(ミックスピールマヌカ、リバースピール等)、外用薬(ハイドロキノン、、ビタミンA誘導体など)を使用しています。
治療の引き出しが多いため、患者様に最適な治療を選択できます。
特にADMはQスイッチルビーで2〜3回の治療を計画的に行い、根本改善を目指します。
毛穴治療では、ケミカルピーリング、マッサージピール(PRX-T33)、エレクトロポレーション(スクライバー併用)などを組み合わせ、原因別に最適な治療を提供しています。
リンパ浮腫専門医としての知識を美容領域に応用
院長はリンパ浮腫治療を専門とする形成外科医です。
リンパ循環、浮腫、炎症のメカニズムを理解しているため、炎症後色素沈着、ダウンタイム管理、むくみやすい体質など、肌状態が不安定な患者様にも安全性を確保した美容治療を行えます。
「強い治療をすれば良い」ではなく、医学的根拠に基づいて安全にステップアップできる点が当クリニックの特徴です。
カウンセリングから治療計画、施術後のケアまで医師が必ず関わり、レーザーを当てて良い肌状態か、肝斑が隠れていないか、ピーリングの濃度は適切か、ホームケアは何を優先すべきかなどを細かく判断します。
ララドクターとレーザーの組み合わせ治療の実際
当クリニックでは、ララドクターとレーザー治療を組み合わせた最新の美肌治療を提供しています。
この組み合わせにより、従来の治療では得られなかった高い効果を実感していただけます。
施術の流れと所要時間
まず、ララドクター専用のフォームを使い、余分な皮脂や汚れを取り除きます。
肌を保護するララオーレをパフで伸ばした後、ララドクターを塗布します。
肌状態に応じて、レーザーを行います。
最後に肌を整えるスキンケアで仕上げます。
施術時間は組み合わせる治療によって異なりますが、一般的には30分程度です。
推奨される施術頻度とスケジュール
ピーリングとレーザー治療を組み合わせる場合、1〜2週間の間隔を空けて施術を行うのが一般的です。
ピーリングで古い角質を除去した後、肌の回復を待ち、レーザー治療を行うことで効果を最大化できます。
一度の施術で劇的な効果を得ることは難しいため、3〜6回程度の定期的な施術が推奨されます。
個人の肌状態によって間隔を調整することが必要ですので、医師と相談しながら最適なスケジュールを立てましょう。
期待できる効果と実感までの期間
ララドクターとレーザーの組み合わせ治療では、1回でも肌のなめらかさや手触りの違いを感じる方が多くいらっしゃいます。
継続することで、シミやくすみの改善、毛穴の引き締め、肌のハリや弾力の向上など、安定した美肌効果を実感できます。
特に毛穴の黒ずみ、角栓、開き毛穴、たるみ毛穴など、原因別に最適な治療を組み合わせることで、詰まりにくく開きにくい肌へと導きます。
透明感と自然なツヤ感を手に入れたい方に最適な治療法です。
施術を受ける際の注意点とアフターケア
美容医療の効果を最大限に引き出すためには、施術前後の適切なケアが欠かせません。
安全に治療を受けていただくための注意点をお伝えします。
施術前の肌状態確認が重要
施術前に肌のコンディションをチェックし、炎症や傷がある場合は治療を延期することが推奨されます。
当クリニックでは、医師が必ず診察を行い、レーザーを当てて良い肌状態か、肝斑が隠れていないかなどを細かく判断します。
妊娠中や授乳中の方は施術できない場合がありますので、事前にご相談ください。
施術後のスキンケアと紫外線対策
治療後は肌が敏感な状態になるため、保湿を十分に行い、紫外線対策を徹底することが重要です。
施術中または施術後に一時的な発赤が生じることがありますが、数時間から数日で改善します。
施術後に肌の乾燥が起こりやすいため、保湿は必須です。
当クリニックでは、ドクターズコスメやUV対策、スキンケア習慣まで丁寧に指導し、治療後の肌を長く美しく保つサポートを行っています。

副作用やリスクについての理解
併用療法は高い効果が期待できますが、肌質や状態によっては適さない場合もあります。
施術後に赤みや痒み、火傷の可能性があり、肌の状態に合った適切な設定が重要です。
必ず専門医と相談し、適切な施術プランを立てましょう。
当クリニックでは、過度な治療や不必要な負担を避けながら、確実な改善を目指します。
こんな方におすすめの治療法です
ララドクターとレーザーの組み合わせ治療は、以下のような方に特におすすめです。
本気でしみ・肌質を改善したい方
シミや肌質の改善には、正しい診断と適切な治療の組み合わせが不可欠です。
当クリニックでは、種類に応じて使い分けるため、根拠のある治療戦略がとれる点が最大の特徴です。
本気で美肌を目指したい方に最適な治療法です。
敏感肌でピーリングに不安がある方
ララドクターは低刺激で敏感肌の方も安心して受けられるピーリングです。
刺激が少ないため、敏感肌や炎症性ニキビ肌の人にもおすすめです。
従来のピーリングが合わなかった方も、お気軽にご相談ください。
毛穴の詰まり・黒ずみ・たるみ毛穴を総合的に改善したい方
毛穴の黒ずみ、角栓、開き毛穴、たるみ毛穴まで、原因別に最適な治療を組み合わせます。
角層ケア、皮脂コントロール、真皮層のコラーゲン生成、ホームケア指導まで一貫したプログラムで対応します。
毛穴治療は「肌育て」のイメージで、継続することで詰まりにくく開きにくい肌へと導きます。
肝斑・ADMなど専門性の高い肌悩みをお持ちの方
肝斑やADMは専門性の必要な疾患であり、誤った治療は悪化の原因になることがあります。
当クリニックでは、形成外科医と皮膚科医によるダブル専門性で正確な診断と最適解を提案します。
特にADMはQスイッチルビーで2〜3回の治療を計画的に行い、根本改善を目指します。
まとめ・・・あなたに合った美肌治療を見つけましょう
ピーリングとレーザー治療は、それぞれ異なる仕組みで肌にアプローチする美容医療です。
ピーリングは表皮層の古い角質を除去し、レーザー治療は真皮層のコラーゲン生成を促進します。
この二つを組み合わせることで、表皮と真皮の両方にアプローチし、より総合的な美肌効果を得ることができます。
特に第5世代ピーリングであるララドクターは、低刺激で肌に優しく作用しながら、レーザーやLED治療との相乗効果を高めることができる革新的な治療法です。
皮むけや赤みといったダウンタイムをほぼなくし、翌日からメイクができるため、日常生活への影響を最小限に抑えながら美肌治療を続けられます。
当クリニックでは、形成外科医と皮膚科医によるダブル専門性を活かし、一人ひとりの肌状態に合わせた最適な治療計画を提案しています。
過度な治療を避け、今必要な治療だけを丁寧に提案する方針をとっており、カウンセリングから治療計画、施術後のケアまで医師が必ず関わります。
しみや毛穴は、治療だけでなく再発を防ぐケアが重要です。
ドクターズコスメやUV対策、スキンケア習慣まで丁寧に指導し、治療後の肌を長く美しく保つサポートを行っています。
堺市で確かな美容皮膚科治療を受けたい方、本気でしみ・肌質を改善したい方、誤ったセルフケアで悪化したことがある方、肝斑・ADMなど専門性の高い肌悩みをお持ちの方、毛穴の詰まり・黒ずみ・たるみ毛穴を総合的に改善したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
美容クリニックでのカウンセリングを通じて、自分に合った治療プランを見つけましょう。
あなたの肌悩みに寄り添い、生活の質を高める美容医療を提供することを目指しております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
著者
久米川 真治(くめかわ しんじ) 医師
ななほしクリニック 院長

形成外科・皮膚科・美容皮膚科を専門とする医師。
保険診療から自費診療まで幅広い臨床経験を有し、形成外科専門医として、疾患の正確な診断と患者負担の少ない治療を重視した診療を行っている。
本サイトでは、医師としての臨床経験と医学的根拠に基づき、症状・治療法・注意点について、一般の方にも理解しやすい医療情報の発信を行っている。




